過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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4:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 22:53:23.78 ID:kJAzAmcF0
 死に急ぎ野郎。

 そう呼ばれる彼だけど、私の目には死に急いでいるように映らなかった。

 むしろ、誰よりも逞しく生きようとしている。
以下略



5:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 22:54:27.55 ID:kJAzAmcF0
 彼には少なからず関心がある。

 関心と言うよりも、好奇心かな?

 どっちにしろ、彼の事が気になった。
以下略



6:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 22:55:48.52 ID:kJAzAmcF0
 貴重な食料も喉を通らなくなるほど厳しい訓練。

 無理やり胃に流し込んでも、戻してしまう日なんてザラ。

 毎日毎日、へとへとになるまで動かされるため、顔見知りになったユミルやサシャとすら、僅かな会話しか出来ずに寝てしまう。
以下略



7:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 22:58:01.97 ID:kJAzAmcF0
 しかしある日、予想外にも彼が私に話しかけて来た。

 訓練後、厩舎の掃除をしている時だった。

エレン「えっと、お前がクリスタ・レンズ……でいいんだよな?」
以下略



8:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:01:54.67 ID:kJAzAmcF0
クリスタ「あっ、ううん。気にしないで。それより、私になにか用?」

 どこか微笑ましい二人のやり取りのおかげで、驚きによる放心状態から立ち直った私は、そう尋ねた。

 世間話をするために来た、とはどうしても思えなくて。
以下略



9:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:03:50.73 ID:kJAzAmcF0
 慌てて、そんな事しなくても教えるから頭をあげて、とお願いするとエレンたちは笑顔を浮かべた。

 とても幼い、けれど年相応の表情。

 訓練兵になって、二、三ヶ月ほど経つけれど、初めて見た彼の姿だった。
以下略



10:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/09(月) 23:04:11.41 ID:1hwcFaPt0
面白い、期待


11:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:06:07.63 ID:kJAzAmcF0
クリスタ「――っと、大体こんな感じ」

 そう言って、私は終わらせた。

 いきなりの事だったから、全部話す事は出来なかったかも。
以下略



12:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:07:42.40 ID:kJAzAmcF0
エレン「意識の差、じゃねぇの?」

アルミン「うん。僕らは別に熱心にやってるつもりはないからね」

エレン「むしろ、してない方がおかしいだろ。俺らは訓練兵なんだぜ?」
以下略



13:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:08:46.19 ID:kJAzAmcF0
 やっぱりと言うべきか、エレンは異質なんだと私は感じた。

 エレンの影に隠れて目立っていなかったアルミンも。

 それが純粋に羨ましい。
以下略



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