過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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59:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:26:54.93 ID:66TWKwT30
 怒らせてしまった。

 エレンの歩く速度が少し早くなって、私は置いて行かれないように歩幅を大きくする。

クリスタ「エレンの事を馬鹿にしたわけじゃないの。むしろ、心から応援してる。この気持ちだけは信じてくれないかな?」
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60:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:28:14.85 ID:66TWKwT30
 不変。

 それこそエレンの強さの秘訣だったんだね。

 私はどうだろう?
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61:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:30:27.19 ID:66TWKwT30
 トロスト区の壁が壊されて、私たち訓練兵も中衛部として出陣するようになった。

 そして、私は知る事となる。

 私自身の本質に。
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62:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:32:29.98 ID:66TWKwT30
 我に返った時、ユミルとコニーが口論をしていた。

 このままじゃいけないと思い、止めに入った。

クリスタ「みんな気が動転しているんだよ。急にたくさんの友達が死んでいくんだもん……仕方ないよ」
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63:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:34:07.82 ID:66TWKwT30
 アルミンが後衛に向かった事を確認した私は、命令通り、前進しながら望む。

 どんな巨人でもいい。

 出来る限り、むごたらしく殺して欲しい、と。
以下略



64:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:35:17.94 ID:66TWKwT30
 ――はずだった。

 捕まる直前、横からの強い衝撃を受けて、私は空中でバランスを崩す。

 結果、巨人の手は、私がいるはずだった場所の空気を握り締めるだけ。
以下略



65:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:37:07.19 ID:66TWKwT30
 コニーたちの姿はない。

 私について来たのは、ユミルだけのようだった。

 私(クリスタ)の事は自分に任せろ、とユミルが言ったのかもしれない。
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66:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:38:56.93 ID:66TWKwT30
ユミル「補給しろ。もうすぐ住民の避難も終わって、撤退の合図が出るはずだ。ガス切れで壁を登れませんでしたじゃ、話にならねぇ」

クリスタ「でも、私は――」

ユミル「やれ」
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67:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:40:28.40 ID:66TWKwT30
 ふと、見えてしまった。

 街の屋根に取り残されている兵士たちの小さな姿を。

 彼らが壁を登って来ない理由はすぐに理解した。
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68:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:41:44.70 ID:66TWKwT30
 リフトを使って降りる途中も、降りてからも、ユミルと会話する事はなく、私は待機命令に従い、膝を抱えて座った。

 ユミルは私の傍から離れようとはせず、腕を組んで壁に寄りかかっている。

 見張られているみたいで、いい気分じゃない。
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