過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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67:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:40:28.40 ID:66TWKwT30
 ふと、見えてしまった。

 街の屋根に取り残されている兵士たちの小さな姿を。

 彼らが壁を登って来ない理由はすぐに理解した。
以下略



68:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:41:44.70 ID:66TWKwT30
 リフトを使って降りる途中も、降りてからも、ユミルと会話する事はなく、私は待機命令に従い、膝を抱えて座った。

 ユミルは私の傍から離れようとはせず、腕を組んで壁に寄りかかっている。

 見張られているみたいで、いい気分じゃない。
以下略



69:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:43:08.29 ID:66TWKwT30
 どのくらい経ったのかな。

 街に取り残されていた仲間たちが戻って来た。

 多くの人たちが、安堵と恐怖の混ざった表情を浮かべている。
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70:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:48:28.39 ID:66TWKwT30
 次の瞬間、壁の内側で、一発の砲声が轟く。

 兵士たちの声で、周囲がどよめいている中、ライナーが真っ先に動いた。

 立体機動で屋根に登り、砲撃が打ち込まれた場所へ向かう。
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71:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:49:56.64 ID:66TWKwT30
ピクシス「注! もおおおおおおく!」

 壁の上から響く大きな声。

 見上げると、ピクシス指令の姿があった。
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72:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:53:01.84 ID:66TWKwT30
 立体機動装置の柄を握り、トリガーに力を込めてアンカーを射出しようとした。

 今すぐ、エレンの元に向かうため。

 でも、それもユミルよって阻まれた。
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73:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:54:16.57 ID:66TWKwT30
 三人の会話の間に、私も少し落ち着いた。

 コニーの言葉に、疑問を覚える事ができる程度には。

クリスタ「巨人化って?」
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74:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:55:33.27 ID:66TWKwT30
 死んでくれ、と指令が話を終えた瞬間、私たちは近くの建物の屋根に登り、なるべく高い位置から壁の上を目指した。

 勝手に動くな、と上官や先輩方から言われたけど、そんな言葉で止まる気なんてない。

 そして、私たちは無事に壁の上に到着する。
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75:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:57:02.29 ID:66TWKwT30
 馬鹿な事を言っていないで元の場所に戻れ、と上官方から怒鳴られる。

 それでも、私たちは頭を下げ続けた。

 そのおかげか、ハッハッハ、と指令は笑い声を口にする。
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76:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:58:27.91 ID:66TWKwT30
エレン「……お前ら、無事だったんだな」

ユミル「おかげさんでな」

コニー「そんな事より、巨人化って何の事だ? お前、巨人だったのか? 人間滅ぼすのか?」
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