過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十三巻
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763:1 ◆evD71lEwzE[saga sage]
2013/09/18(水) 18:48:58.28 ID:HNylGUEgo
【人間界】　　昼　　グランバニア城　4階　トンヌラと従者の部屋


サンチョは薬瓶のフタをぬき、世界樹のしずくの匂いをかいだ。

サンチョ「ドゥッ」ﾊﾟｯ

トンヌラ「わーっ！？（ﾊﾟｼｯ！）落とすなって！もうやだきみたち」ﾄﾞｷﾄﾞｷ　ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

ゴレムン『きみたち？……おとしたのはサンチョだけだが』ｺﾞｺﾞ

ベラ『アハハ。おとといの夜のことかしら？ドリス姫がラーの鏡を落としたのよね…』


トンヌラ『おーいベラ、今どこ？』ｷｮﾛｷｮﾛ

ベラ『ここよー』ﾊｰｲ

ゴレムン『トンヌラ……ベラはおれのみぎどなりだ』ｺﾞｺﾞ

トンヌラ『！そこか。お姉ちゃんにも渡したいものがあるんだ…。オリビア』ﾁﾗｯ

オリビア『（ﾌｶﾌﾞｶ）』ｺﾞｿｺﾞｿ

オリビアは蓮の柄が入ったリュックサックを取り出した。


ベラ『まあ！ステキなカバンね』ｷﾗｷﾗ

トンヌラ『みずのはごろもを着る妖精に似合うようにグランバニアの織物で仕立てた』

トンヌラ『このどうぐかばんはベラのものだよ。気に入ってくれるといいんだけど…』

ベラ『うれしい！ありがとうトンヌラ！（ﾀﾞｷﾂｷｯ）ヘンリー王子、ラーの鏡見せて！』

ヘンリー『えっ？あ、ああ。そうですね』ｺﾞｿｺﾞｿ


ゴレムン『よくにあってるぞ……ベラ』ｺﾞｺﾞ

ベラ『ウフフ。本当？ゴレムンくん…』ﾋﾗﾘ

ピピン（うう…ベラってめちゃくちゃかわいい……）ﾓﾝﾓﾝ

トンヌラ『子供にはおしゃれな妖精が見えるわけだし、目立つ危険はあるんだけど…』

スマハち『んでもベラ姉ちゃん喜んでるべ』ﾐｱｹﾞﾙ

トンヌラ『うん。こだわって良かったかもな』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


トンヌラはシビリンをつかまえた。

シビリン『ナにー？』ｷｮﾄﾝ

トンヌラはラーの鏡を見ながら、シビリンをベラのどうぐかばんに入れた。

＊《ナにごッコ？？》ｺﾞｿ　ｺﾞｿ


トンヌラ『……うんうん。完璧だ。大人のぼくにはベラもシビリンも見えてないぞ』

ゴレムン『カバンでかくせば……ポートセルミのこどもにもシビリンはみえない』ｺﾞｺﾞ

＊《アタまいイねー。フひヒ》ｺﾞｿ　ｺﾞｿ

ミニモン『オォオォ？新しい生命体みてェだゼェ。クラゲ』ﾕｻﾕｻ

＊《ミニモンゆらサナイでヨー》ｺﾞｿｺﾞｿ！

トンヌラ『シビリン、中にあるアイテムを拾ってどうぐかばんから出てくれるかい？』

＊《ウんー》ｺﾞｿ　ｺﾞｿ　ｺﾞｿ


シビリン『カバンのアイテムダよー』ｳﾈｳﾈ

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まほうのカギ　旅人の地図　チゾットのコンパス　懐中時計　キメラのつばさ×2
薬草×10　どくけし草×5　まんげつ草×5
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