過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十三巻
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◆evD71lEwzE
[saga sage]
2013/09/25(水) 04:07:18.37 ID:9OgwGgijo
ベラはヨシュアの左手に指をからめて、ヨシュアの耳元にくちびるを近付けた。
ベラ〈…“はい”なら一回だけにぎって。“いいえ”なら二回よ…〉
ヨシュア「!……」ギュッ
シビリン『シビリンまたワッフルたベタいよー』グイグイ
デボラ「ねえ、この子、私になにか言ってるんじゃない?」
ベラ〈シビリンくんはこの女の人を知ってるみたい。この会話は長くなる気がするわ〉
ヨシュア「ワッ…フル……と言っているかもしれません」ギュッ
デボラ「…お菓子がほしいわけ?無理に決まってるでしょ。いい度胸をしているわね」
ベラ〈ヨシュアくんにこの場をまかせて、私は外の様子を見てきてもいい?〉
ヨシュア「菓子の事でしたか。連れが不躾な催促をしてしまい申し訳ありません」ギュッ
ベラ〈ありがとう。ゴメンね…〉スッ…
ベラはしのびあしであるきだした。
シビリン『ベラどコいク…!?』ギュウウ
ヨシュアはシビリンを思いっきりつねった!
ヨシュア『ベラ、ないしょ!!』ギュウウ
シビリン『イたイよーー!?ワかッたよやめテー!!』ジタバタ
デボラ「よくバレずに連れて来れたわね…。どうやったのか早く言いなさいよ」アシグミ
ベラ(…ほっ。よ、よかった〜…)カチャリ……
ベラはデボラに気付かれることなく、吹き抜け回廊に出た。
午後4:02 ポートセルミ 酒場宿ポートミクス
宿屋“メダパニダンサーと怒涛の羊亭” 3階 吹き抜け回廊
ベラ(あ〜、ビックリした。シビリンくんったら私を名前で呼んじゃうんだもの……)
ベラ(あの人、指名手配者としてじゃなくて、知人としてトンヌラたちを知ってるわ)
ベラ(………敵意を、感じなかった。シビリンくんが出てきちゃうくらいだし………)
ベラ(でも、まだ気をぬいちゃダメよ。緊急事態には違いないわ)ソローリ
ベラ「パパ、ママ、開けて!」コンコンコン!
カオル〈……そんなに慌てて、どうしたの?」ガチャリ
午後4:05 ポートセルミ 酒場宿ポートミクス
宿屋“メダパニダンサーと怒涛の羊亭” 3階 24号室 玄関
ベラ「かくかくしかじかで、23号室のトビラが勝手に開いたところとシビリンくんを」
ベラ「この宿屋のオーナーっていう女の人に見られちゃったの。ごめんなさい…」ウツムキ
ジロー「そして現在ヨシュアさまとしびれくらげ君が応対していると…うーん」ガリガリ
カオル「そのオーナーの女性はデボラさんと名乗ったんですよね…」
ベラ「そうよ。…私も聞き覚えがある名前なのよね。いつかの会議だったかしら…?」
カオル「私たち夫婦がグランバニアに迎え入れていただいたのは、つい昨日です」
カオル「部下としての私にトンヌラさまの冒険譚を説明していただいたのも昨日です」
カオル「デボラという名前は怪獣と戦うサラボナを率いた魔女の名前と同じですよね」
ベラ・ジロー「!」
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