過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十三巻
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875:1 ◆evD71lEwzE[saga sage]
2013/09/26(木) 09:56:40.67 ID:0uOHPoqQo
ベラ「今は、午後五時七分…。最後の船が出るまで、もうちょっと時間があるわ」

ベラは応接テーブルにポートセルミの地図をひろげた!

デボラ「あんたがなにかを手放すと、急にあらわれるからビックリするわね…」アシグミ

ベラ「あれ?シビリンくん」  デボラ「?」ナデナデ

シビリン『ウー……』ヘタッ


ベラ『どうしたの?元気なくなっちゃったみたい』ヨシヨシ

シビリン『ワかんナいケドカナしくナッたよー』トボトボ

ベラ『大丈夫?』

シビリン『ウんー。ミんナゲんキかナ?』フワフワ

ベラ『もちろんよ!きっと、みんなもがんばってるわ』ギュッ

シビリン『ウんー』ニコニコ


デボラ「なんなの?カゼ?」

ベラ「ううん。魔界とグランバニアのみんなが心配になったみたい」

デボラ「ふ〜ん。それならいいけど」

ベラ「ここの商店街って、エルフの耳が隠れるようなぼうしも売ってるかしら?」

デボラ「いろいろあるわよ。エルフがどんな耳かは知らないけど」

ベラは自分の耳にデボラの両手を引き寄せた。


デボラ「!…」サワ サワ

ベラ「わかる? 人間と違って、長くてとがってるのよ」

ベラ「エルフの私は、今まで人間の子供が少ないところにしかいたことがないの」

ベラ「だから、こういう人間の街で自分がどう見られるかよくわかってなくて…」

デボラ「ねえ、ポートセルミの男の子たちが見とれてボーッとしてたわけでしょ?」

カオル「行く先々で大人気でした。自慢の娘です」ニコッ


デボラ「けっこうかわいいのね、あんた。私のような美人じゃないでしょうけど」サワサワ

ベラ「そう言ってくれるのはうれしいけど目立ってちゃ潜入できないわ。あべこべよ」

デボラ「まあ、ステキな帽子を買ってもらいなさいよ。お金持ちのパパに。ね?」ツツ…

ジロー「うは///」

カオル「………」

ヨシュア「先生…」


デボラ「めんどうだけど、ちょうど私も商店街の方に用があるのよね」ハァ

ベラ「デボラちゃんもお買い物?」

デボラ「違うわよ。ポートセルミは商人ギルドの街で、大商人は政権を持ってるわけ」

デボラ「ポートミクスの新オーナーの私は、議会へ出なくちゃいけないのよ。毎日ね」


ヨシュア「商人ギルド議会という事は、デボラさま以外の商人も出席するのですか?」

デボラ「そう。商人っていうより、経営者とか有力者っていう方が正しいのかしら」

ベラ(……ポートセルミの議会の内容なら、リゾートの情報もあるかも……?)

デボラ「なんか静かだけど、もしかして議会に興味を持ったんじゃないでしょうね?」


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