過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十三巻
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◆evD71lEwzE
[saga sage]
2013/09/30(月) 17:55:00.12 ID:bJR2tFgPo
トンヌラ『マリアの神、ダークドレアムは望みの世界という次元の神だよ』ミアゲル
トンヌラ『配下のマリアには魔界へ行くことを命じていた。ぼくも理由を尋ねたけど』
トンヌラ『ダークドレアムは答えようとしなかった。配下のマリアも理由を知らない』
トンヌラ『あの秘密主義の神が自らきみに接触してきたと言うのなら、なにかあるぞ』
トンヌラ『きみがダークドレアムとなにを話したか、教えてくれないか?』ミアゲル
エスターク『…いろいろ言っていたが私にはなんのことかわからなかった』グゴゴゴゴ
エスターク『私がおまえたちとともにこの世界をときはなてばいいようだが』グゴゴゴ
エスターク『私を従わせることができる者はおまえたちだ。その神ではない』グゴゴゴ
エスターク『……そのように答えたが、その神にとってもそれでいいらしい』グゴゴゴ
トンヌラ『……ダークドレアムの目的は、きみに魔界を解放させることなのかな?』
トンヌラ『…望みの世界の神は、大魔王に代わって魔界を支配したいんだろうか…?』
エスターク『さて……?』グゴゴゴゴ
トンヌラ『………。ぼくのお母さんがきみに警告した内容だけど。覚えてる?』ミアゲル
《《……*“人間界は数々の世界と繋がり、エスタークを操れる者がいます”……》》
《《……*“その者と出会ってはなりません”……》》
《《……*“自分自身とすべてが破壊されることになります”……》》
エスターク『覚えている』グゴゴゴゴ
トンヌラ『これが何者なのかわからなかったけど、ダークドレアムの可能性はあるね』
エスターク『私はほろぼされるわけにはいかぬ』グゴゴゴゴ
マリア『う……ん…』ギュッ
トンヌラ『……エスターク。ぼくは、記憶がない方が良いこともあると思ってるんだ』
エスターク『……………』グゴゴゴゴ
トンヌラ『ぼくは記憶喪失の経験がないし、無責任に言ってる、とも思うけど…』ギュッ
トンヌラ『…このマリアと、昨日死んだヘモ爺さんを見てたら……。なんとなくね…』
エスターク『なんの話だ?』グゴゴゴゴ
トンヌラはマリアをだきかかえた。
トンヌラ『ははは…。そうだな、機会があったらまた話を聞いてくれ』ダッコ
トンヌラ『みんなはまだ眠ってるし、もう少しぼくもきみも睡眠をとっておこう』ミアゲル
エスターク『………』ミオロス
トンヌラ『おやすみ。エスターク』
エスターク『……オヤ……スミ……』
ゴレムンとヘモは命を落とし、シビリンとベラは姿を消した。
トンヌラたちの苦難は続き、モンスターほいほいの針はそうして刻まれていく…。
つづく。
冒険の書に記録します。
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