過去ログ - 男「座敷童がいる毎日」座敷童「……」 -SS速報VIP

過去ログ - 男「座敷童がいる毎日」座敷童「……」

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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:08:12.40 ID:/AxJRuQD0
男「暇だなぁ」

座敷童「……」

男「大学はまだ長期の休みだし、俺友達いないし」

座敷童「……」

男「漫画なんて全部読み漁っちゃったからなぁ」

座敷童「……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

男「漫画、おもしろい？」

座敷童「……」ｺｸｯ

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2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:10:54.29 ID:/AxJRuQD0
男（座敷童、裕福な家に住むと言われる昔ながらの日本お馴染みの妖怪？だ）

男（俺の目の前にいるこの可愛らしい彼女も実際そうだったりする）

座敷童「……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:13:02.85 ID:/AxJRuQD0
男「実際は裕福になりそうな家に住む妖怪だったっけ？お前って」

座敷童「……？」

男（本人もよくわかってないみたいだ）

4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:17:12.01 ID:/AxJRuQD0
男（こんな自堕落した生活を送っている彼女だが）

男（そもそも、なんで俺のうちに居座っているのか）

男（俺は知らなかったりする）

5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:23:35.34 ID:/AxJRuQD0
男「おー、随分田舎なんだなぁ」

母「ここまで来るとねぇ、大学近くなるからいいんじゃない？」

男「電車に乗る必要はあるけどね」

6:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 00:26:32.14 ID:c6pK9xIN0
マジレスすると座敷童のついた家は幸福になる。だったはず

期待

7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:27:20.90 ID:/AxJRuQD0
母「年季入った家だから掃除くらいしておかないとね」

男「一人で出来るからいいってのに」

母「アンタ一人だと絶対やらないでしょ？」

8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:30:38.55 ID:/AxJRuQD0
母「私はとりあえずアンタの寝床になるところを先に掃除してくるから」

男「俺はどうすればいい？」

母「どうせ役に立たないから家の周りのゴミでも拾っておけば？」

9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:32:16.39 ID:/AxJRuQD0
母「気味悪い事言わないでよ、ただでさえ何か出そうな家なのに」

男「住むのは俺だけどね」

母「ま、妖怪だの幽霊だのに食われても私に被害がなけりゃいい話だけど」

10:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 00:33:11.34 ID:FzsqN+beo
可愛い
支援

11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:34:37.20 ID:/AxJRuQD0
男（おじいちゃん家なんて来ること自体数年ぶりだったりする）

男（疎遠って訳ではなかったけど、こっちにくる事も無かったなぁ）

男（墓参りなんかも現地集合で、そこで挨拶して終わり）

12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:36:56.35 ID:/AxJRuQD0
ﾄｯﾄｯﾄ

男（不気味なことに）

男（足音だけ立てて、おびき寄せようとしている風にも取れる）

13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:39:13.92 ID:/AxJRuQD0
男「ちょっ！？ヤバいってこれ！？何！？」

ｸﾞｲｸﾞｲｸﾞｲ

男「お母さん助けて！！何もないところから引っ張られてる！！ねぇ助けて！！」ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ!!

14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:42:17.84 ID:/AxJRuQD0
男「え、俺今引っ張られてるでしょ？なにやだ怖いよその反応」

母「あなたどなたですか？」

男「え！？俺だよ！？アンタの大事な息子だよ！？3人目にしてやっとできた可愛い男の子だよ！？」

15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:45:24.26 ID:/AxJRuQD0
母「ハッハッハ、あんた座敷童に懐かれたんじゃないの？」

男「座敷童？そんな非現実的な……」

母「お父さんもおじいちゃんも、この家には座敷童がいるって昔からずっと言ってたからねぇ」

16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:48:02.95 ID:/AxJRuQD0
母「怪奇現象とかはあんまり信じないんだけどね、一回見ちゃってるから」

母「それに、ホラ。寝室見てごらん？」

母「おじいちゃんが亡くなってからずっとほったらかしだった家なのに」

17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:50:06.01 ID:/AxJRuQD0
母「んじゃ、私は帰るから」

男「ねぇ、やっぱり一人暮らしとか不安なんですけど」

母「いつかはしなくちゃいけない事でしょうに。頑張って！それじゃ」

18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:52:22.50 ID:/AxJRuQD0
男（今時そんなの信じる人の方がいないだろって思いつつも）

男（もしそんな非日常的なことが起こったりしたら本当は嬉しいわけで）

男（ちょっと小躍りしながら台所、風呂場、縁側と捜索していった結果）

19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:54:32.18 ID:/AxJRuQD0
男（で、その後本当に夜まで何もなく）

男「……寝るか」

男（まだ必要最低限のものしか持ってきていなく、ゲームや漫画、ネットさえも無い状況）

20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:56:38.92 ID:/AxJRuQD0
ｷﾞｼｯ

男「……」

男「……俺の布団の横から何かの気配が超するんだけど」

21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/10(火) 00:59:27.26 ID:/AxJRuQD0
男「……」

座敷童「……」

男「……」

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