122:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:22:41.50 ID:+rbC2c750
僕「僕がここに戻ってきたのには、何か意味があるかもしれないじゃないか」
僕「話してくれよ」
カラス君「……はあ」
123:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:33:54.36 ID:+rbC2c750
カラス君「親はここら一体を支配するボスだったんだ」
カラス君「俺は、その背中を見て育った」
カラス君「そしたら、俺も親並みに、自然と上達したんだ」
124:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:35:05.17 ID:+rbC2c750
僕「まあまあ、せっかくあるんだし」
カラス君「どこからだしたんだそのリンゴ」
僕「羽の中だけど」
125:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:36:31.09 ID:+rbC2c750
カラス君「どんな翼してるんだよお前」
僕「え、みんな羽で物切ったりするでしょ」
僕「よくおじさんの家で玉ねぎのみじん切りしてたよ?」
126:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:38:32.40 ID:+rbC2c750
カラス君「話を続けよう」
カラス君「でよ、親が死んだとこまでは話したな」
僕「うん」
127:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:43:43.22 ID:+rbC2c750
カラス君「でな、そういうことを続けてるとな」
カラス君「自然と好かれちまったんだ」
カラス君「いろんなカラスにこう噂されるんだ」
128:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:46:02.54 ID:+rbC2c750
僕「別に、わざわざ好かれようとなんてしなくていいじゃん」
僕「めんどくさいのに」
カラス君「そうだな、嫌だったんだ」
129:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:51:21.16 ID:+rbC2c750
僕(なんでこいつは、自分のことをこんなに過小評価してるんだろ)
僕「それは君が優しいからじゃん」
僕「どうしてそこまで考えられるんだい」
130:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:54:14.53 ID:+rbC2c750
僕(すごい、こいつ)
僕(普通じゃない)
僕(誰だって気に食わないやつの幸せなんて望めない)
131:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:57:01.45 ID:+rbC2c750
カラス君「でもよ、そういうことを続けてると、あるものが出てくるんだ」
僕「あるもの?」
カラス君「それは大きく二つある」
132:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 22:59:07.44 ID:+rbC2c750
カラス君「考えてもみろよ」
カラス君「綻びも傷跡もなにもねえ、真っ白な完璧な俺がいるんだぜ」
僕「カラスなのに真っ白か」
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