13:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:44:18.32 ID:JuhLm2Gb0
僕(公園に女の子が着いた)
僕(何か四角くて小さいものを、ポケットから取り出してる)
女の子「あ、もしもし?」
14:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:45:30.47 ID:JuhLm2Gb0
僕(箱からきーぼーどを出し始めた)
僕(随分とややこしそうだ)
僕(おじさんの歯みたいに、白と黒が混じってる)
15:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:46:42.48 ID:JuhLm2Gb0
僕(向こうから、髪の長い女の子が歩いてきた)
僕(友達なのかな)
僕(友達に会うために、こんな小さな島に来たんだ、この子は)
16:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:50:27.37 ID:JuhLm2Gb0
女の子「♪♪♪」
僕(女の子が何をするかと思ったら、がっきにある白黒の歯に手を当てて、音を出し始めたんだ)
僕(そして、それに合わせて女の子は、一生懸命、歌ったんだ)
17:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:55:15.01 ID:JuhLm2Gb0
僕(でもそれは大きいだけじゃなくて、なんかこう、温かいんだ)
僕(それでいて優しい、不思議な力)
僕(それは、さっき来た髪の長い女の子にぶつかっているみたいだった)
18:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 10:58:57.79 ID:JuhLm2Gb0
僕(僕は、一瞬でその大きくて、温かくて、優しい何かを好きになったんだ)
僕(名前すらわからないのに、不思議なもんだね)
僕(でもさ、どうしても忘れられないんだ)
19:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 11:01:20.79 ID:JuhLm2Gb0
僕「というわけさおじさん」
おじさん「ほう」
僕「鼻くそほじらないでよ」
20:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 11:03:55.17 ID:JuhLm2Gb0
おじさん「ま、俺にはその正体わかるけどな」
僕「なんだよそれ、最初から教えてよ」
おじさん「落ちつけってカラスよ」ごしごし
21:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 11:07:26.46 ID:JuhLm2Gb0
おじさん「その答えってのはよ、自分で見つけなきゃ意味がねえ」
おじさん「俺だって、そいつを理解するのに、とんでもねえ時間がかかったんだ」
おじさん「いや、もしかしたら今でも理解できてないのかもしれない」
22:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 11:10:01.24 ID:JuhLm2Gb0
僕「なに、そんなに難しいものなの?」
おじさん「いや難しくはねえ、ものすごく単純なものさ」
おじさん「どこにでも転がってるものさ、誰だって持ってるもんだしな」
23:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 11:19:28.36 ID:JuhLm2Gb0
おじさん「気がつかなきゃ見えてこないし、自覚しなけりゃ感じられない」
おじさん「もしかしたら死ぬまで気がつかない奴だって、いるかもしれねえしな」
僕「やっぱりややこしいじゃないか」
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