178:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:46:12.68 ID:xf0JXAir0
僕「近くに海があるんですか？」
ジョニー「ああ、ここは海辺の町じゃからの」
ジョニー「ここをまっすぐ行けば着く」
179:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:47:44.82 ID:xf0JXAir0
ジョニー「おぬし、何故探し物を探す？」
僕「そりゃあ、探したいからですよ」
ジョニー「違うの」
180:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:50:43.26 ID:xf0JXAir0
僕「何が言いたいんですか」
ジョニー「つまりじゃ」
ジョニー「おぬしの探し物をしている、明確な目的じゃよ」
181:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:52:27.88 ID:xf0JXAir0
ジョニー「さあ行け、ジョン」
僕（言われなくても）
ばさばさ
182:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:53:49.69 ID:xf0JXAir0
僕（白い砂に、ゴミに流木）
僕（潮はすっかり満ちている）
僕（この香り、懐かしいなあ）
183:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:55:21.26 ID:xf0JXAir0
僕（着いたはいいけど誰もいない）
僕（ゴミと砂と石と貝だけがある）
僕（やっぱり、海は落ちつくな）
184:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:57:05.98 ID:xf0JXAir0
僕（アンくんの、認められたくてがんばってた姿）
僕（アマさんの、結果を出したくてがんばった姿）
僕（女の子の、熱い歌声）
185:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:58:28.99 ID:xf0JXAir0
僕（海に入ってなんかないのに、溺れてる気分だ）
僕（止まらない）
僕（まるで僕自身から、あの大きくて温かくて優しい何かが出てるみたいだ）
186:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:00:10.38 ID:6IHPO7fm0
僕（どうしてもがまんできなくなって、僕はそう叫んだんだ）
僕（すると後ろから、誰かの泣く声が聞こえたんだ）
僕（その泣き声は、僕の質問に答えてくれるみたいに、しっかりと届いたんだ）
187:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:01:31.31 ID:6IHPO7fm0
僕（こんなところで会えるなんて思ってなかった）
僕（ずっとずっと会いたかった）
僕（またあの歌声が聴きたかった）
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