190:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:07:32.72 ID:6IHPO7fm0
僕(でも、それの正体に、僕はまだ届かない)
僕(今まで以上に、それはむき出しで出ているのに)
僕(いつの間にか僕も、男の子と同じように、彼女の泣いている様子を眺めた)
191:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:09:50.88 ID:6IHPO7fm0
僕(彼女は、男の子から黒い大きな何かを受け取った)
僕(またきーぼーどかと思ったよ)
僕(でも、また違うやつみたいだ)
192:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:11:35.67 ID:6IHPO7fm0
僕(彼女が、ポケットから貝殻の様な何かを取り出した)
僕(それを手にとって、そのパイナップルもどきの糸を、上からジャーンと震わせた)
僕(その音は、波の音のような爽やかで、風の音のように力強かった)
193:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:13:22.64 ID:6IHPO7fm0
僕(海沿いに立った彼女は、男の子の方を向いた)
僕(そして、そのパイナップルもどきが出す音色に合わせて、また歌い始めた)
僕(羽が全て抜け落ちてしまうかと思った)
194:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:14:59.61 ID:6IHPO7fm0
僕(今まであったものや、たくさんの人に出会って悩んだ事)
僕(そして、そんなしがらみを全て捨てて、自分は自分の道を進む)
僕(そういう曲だったんだ)
195:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:16:45.10 ID:6IHPO7fm0
僕(大きくて、温かくて、優しい何かをありったけに集めて、それを歌にしたんだ)
僕(もう、本当に最高だったさ!!)
僕(歌っている時も、彼女は泣いていたんだ)
196:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:19:21.78 ID:6IHPO7fm0
僕(僕も彼女と歌ったんだ)
僕(彼女にはカーカーとしか聞こえないだろうけど)
僕(少しでも僕は彼女と共有したくて)
197:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:22:41.64 ID:6IHPO7fm0
僕(空を覆っていた雲が、少しだけ薄くなった)
僕(眠っていた太陽が、二人と一羽の歌で、目覚めたようだった)
僕(そして、温かい光で、僕らを包んだんだ)
198:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:26:26.75 ID:6IHPO7fm0
僕(すると急に、女の子が、ぱいなっぷるもどきを弾く手を止めたんだ)
僕(どうしたんだろ)
僕(海を見ている)
199:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/13(金) 00:30:54.56 ID:6IHPO7fm0
僕(電流に打たれたみたいになって、僕は空にぷかぷか浮かんでいた)
僕(そうだ、彼女の言葉こそが、答えだ)
僕(アンくんは、認められる為に、努力した)
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