96:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 07:55:17.51 ID:+rbC2c750
僕「それより気になったんだけど」
僕「君はどうしてそんな狭い所にいるの?」
ネコ「どうしてって?」
97:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 07:57:43.53 ID:+rbC2c750
僕「でさ、どうしてそこに?」
ネコ「うーん、ご主人様がね、ここにいろって」
僕「そうなの?」
98:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:02:07.61 ID:+rbC2c750
ネコ「『この子は私がいなきゃだめだ、私が守らなきゃ』ってね」
僕「随分と勝手な人だな」
ネコ「私は、優しい人なんだなって思ったわ」
99:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:04:34.59 ID:+rbC2c750
僕「反抗すればよかったじゃないか」
ネコ「かもしれないわね」
ネコ「でも、あの人時々、とても寂しそうな顔をするのよ」
100:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:06:14.94 ID:+rbC2c750
僕「今その人は?」
ネコ「多分、裏の畑ね」
僕「ここにいたらまずい?」
101:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:07:45.63 ID:+rbC2c750
僕「君の話を聞いていると、君が同情してここにいるみたいだ」
僕「君自身の感情はどうなるんだい」
ネコ「言葉が通じないのに、どうやって伝えるのよ」
102:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:09:08.65 ID:+rbC2c750
僕(アンくんに叱られた時の事を思い出すな)
ネコ「ご、ごめんなさい、つい」
僕「いや、構わないよ」
103:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:12:06.71 ID:+rbC2c750
ネコ「ふーん、で、その大きくて温かくて優しい何かを探してるわけね」
僕「うん、さっき君が怒鳴った時にも、うっすら感じたんだ」
ネコ「ごめんなさい、よくわからないわ」
104:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:13:41.86 ID:+rbC2c750
ネコ「でも、何かを探しているんなら、来た道を戻るのもいいかもしれないわね」
僕「戻る?」
ネコ「今までの道を、見直してみるの、案外見落としてたりするものよ」
105:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:16:41.30 ID:+rbC2c750
ネコ「あ、ちょっと待って」
僕「なんだい?」
ネコ「行くなら、裏にあるリンゴを持っていきなさい」
106:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/11(水) 08:18:25.30 ID:+rbC2c750
僕(裏庭のリンゴを一ついただいた)
僕(パティのご主人様には会わなかった)
僕(今すぐには食べずにとっておこう)
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