過去ログ - 七海千秋「夜を視るもの、セブンス・シー」
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8:1 ◆tA781uCnfc[saga]
2013/09/10(火) 12:02:38.42 ID:s9UOHUP9o

 もちろん、嘘をついたわけではなかった。『才能こそが希望』……それは一貫した、俺の人生哲学だ。けれど面接は自分の人生哲学を語る場所ではなく、当り障りのないことをハキハキ喋ることが求められているのだ。

 だから俺は正直、失敗したと思った。こんなことで子供の頃から憧れていた希望ヶ峰学園への道を絶たれるのか、と。けれど、俺を待っていたのは不合格通知ではなく――特別枠”超高校級の希望”としての本科への入学許可だったんだ。

 どうやら、『才能こそが希望』という考えを持っていたのは、希望が峰学園も同じみたいで。そして、そんな彼らが才能を持つ生徒を集めるだけでなく、新たに才能を生み出せないか、と考えだすのはある意味必然だったのかもしれない。

 というわけで俺は今、15人の”超高校級”の生徒たちに混じって、一緒に学園生活を送っている。彼らの影響によって、俺になにか才能が目覚めたりしないか、ということらしい。

 これが、俺の置かれた現状……そして狛枝が”まだ”何の才能も持たない、と言った理由だった。



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