107:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:57:38.59 ID:qgOebLqx0
高木「音無君が疑問に思っているのは、彼がどうして目を覚まさないか……だったね」
小鳥「はい。原因がさっき聞いた通りなら、時間の経過で回復が見込める筈です」
小鳥「目を覚ました後も、これからは気をつけてプロデューサーさんに接すればいい……でも」
それは、『私達が与えるストレス』だけが原因だった場合の話だ。
彼が目を覚まさない理由には、もっと別の……『私達』以外の要素があるように思えてならない。
小鳥「私には、それだけで解決するとは思えないんです」
小鳥「もしかしたら、他にも原因があるんじゃないですか?」
高木「その通りだよ。そして、私の考える原因だが……それは――」
社長が言い淀む。
きっと、これが事態の核心。
私は心を落ち着けて、話の続きを促した。
小鳥「……それは?」
高木「私達だけでなく、彼にも問題があるのではないか……と思っている」
小鳥「プロデューサーさんにも……ですか?」
困惑する。
何が問題なのだろうと思っていると、社長が話を再開する。
高木「うむ。彼の問題というのは……『私達をストレスとして認識していない』というものだ」
小鳥「あの、すみません。よく分からないんですけど……」
高木「ふむ……少し待ってくれたまえ。例を挙げて説明しよう」
そう言うと、社長は視線を彷徨わせ始めた。
やがて考えがまとまったのか、私に視線を戻す。
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