22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:31:54.29 ID:qgOebLqx0
【昼、事務所】
P(ここは……)
視界に映るのは、ソファに間仕切り、テーブル、デスクといった、見慣れた物だ。
デスクには、既に目を通したと思われる書類が山積みになっている。
窓から射してくる日差しが眩しい。
P(事務所か……なら、俺は今……)
何をしていたのかを思い出す。
確か――そうだ。雪歩を慰めていたんだった。
雪歩「うぅ……私なんてダメダメで……」
という、いつもと変わりないセリフを言いながら落ち込んでいる雪歩を視界に収める。
あの無感情な雪歩ではない事を知って安心した。
よくよく見れば、雪歩は薄手のワンピースを着ていた。
時刻は昼。気温も上がってきたという事だろうか。
P(それより、今は雪歩を元気づけてやらないと)
そう思って、うずくまる雪歩の正面にしゃがみ込んで、目の高さを合わせた。
P「雪歩。失敗は誰にでもあるんだ。俺だって、失敗しない訳じゃない……」
P「それでも、ずっと落ち込んだままじゃいられないだろ?俺も手伝うから、また頑張ってみないか?」
雪歩「プロデューサー……でも、私……」
オーディションに落ちて、自信を喪失している雪歩に励ましの言葉を掛ける。
最近は皆も売れてきている所為か、久しぶりに落選したのが余計に辛いようだ。
P「雪歩なら大丈夫だ。俺が保証するよ」
こうして雪歩を元気づけるのは何度目だろうか。
能力はあるものの、自信をなくしやすいのが玉に瑕だな、と思う事はある。
しかし。
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