31:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:39:36.30 ID:qgOebLqx0
【夕方、事務所】
P(ふむ……やはり事務所か)
さっきと同じで、俺は事務所に居た。
窓から見える景色で分かったが、日は少し傾きつつあるようだ。
それから自分のデスクに視線が移ると、書類が整理されて置いてあるのが見えた。
P(仕事はできてるみたいだな)
『あの空間に居る間、もしかすると働いていないのでは?』と危惧したが、杞憂だったようだ。
夕日の射す事務所には、何の音も存在していなかった。
P(伊織が居ると思ったんだが……居ないな)
目覚めると、あの空間で見た人物が目の前に居るのが今までの流れだった。
だが、今回はそうではないらしい。
P(さて、どうしようか……)
書類仕事も終わっているし、まさに手持ち無沙汰な状態だ。
ふと事務所のドアの方を見ると、それが勢いよく開け放たれた。
そこから響く冷静な声と元気な声は。
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