34:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:41:04.91 ID:qgOebLqx0
やよい「あ、駄目だよ伊織ちゃん。プロデューサーだって疲れてるんだから」
と、俺をパシリにした事をやよいが咎める。
その気遣いはありがたいけれど、俺はこれを苦だとは思っていない。
少し不器用だが、これは伊織なりの『構って欲しい』というサイン――なのだろうと思っている。
たとえそうではないとしても、俺にとっては貴重なコミュニケーションの機会なので、こうして接するのは嬉しい事なのだ。
P「心配してくれてありがとな。でも、あんまり気にしなくていいぞ」
二つのカップにオレンジジュースを注ぎ、二人が座っているソファへ持っていく。
伊織「ほら、こいつもこう言ってるんだし、気にしなくていいのよ。はい、やよい」
伊織が二つとも受け取り、片方をやよいに手渡す。
『持ってきて貰って当然』という風に見えるかもしれないが、小声で『ありがと……』と言ったのを聞き逃さなかった。
やよい「ありがとうございます、プロデューサー」
やよいからは、はっきりとしたお礼を言われる。
この差が何とも微笑ましい。
P「俺も何か飲むか……」
二人がジュースを飲んでいるのを見ていると、不意に喉が渇いてきた。
飲み物を取りに、もう一度給湯室へ向かう。
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