47:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:50:46.69 ID:qgOebLqx0
P「……それにしても、やっぱり真美の方が大人っぽいイメージなのかなぁ……俺って」
『ロダンの考える人』は真美だ。
やや俯くような姿勢が、それらしさを演出している。
右肩が手前に来るように立っているのは、サイドテールが表情を隠さないようにする為だろうか。
そして、右手の甲は左肘を支える形になっていた。
P「で、敬礼が亜美か」
よく『○○隊員!』とか『○○警部!』と言い出すのは亜美の方だ。
真美は後から乗っかるパターンが多い気がする。
俺から見ると、左肩が前に来るように背筋を伸ばして立っている。
無論、髪飾りは向こう側だ。
P「髪飾り側の手が仕事をしてる――というか、利き腕でやってるのか」
そういえば、亜美が右利きで、真美が左利きだったか。
そんな事を思い出しつつ、二人を見つめる。
対比させてみると、二人の差が出ていて面白いとは思うものの。
P「やっぱり、この居心地の悪さったらないな……」
二人居るという事は『あの』視線も二つ――いや、計四つある訳で。
背中合わせで立ってはいるが、明後日の方向を見るのではなく、流し眼のように視線をぶつけてきている。
『いつもはしゃぎ回っている』という二人の印象を真っ向から否定する凍えた瞳は、身体を震えさせるには十分だった。
P「全く……この像が出るまではいい場所なんだけどなぁ……」
身動きも取れず、像を見つめるだけの時間が過ぎていく。
『その人から目を逸らすな』という意味でもあるのだろうか。
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