過去ログ - P「光射す日常――」
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48:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:51:15.12 ID:qgOebLqx0
P「いや、確かに目は逸らせないけどさ……物理的に」

首が動かないのだから、逸らせる筈もない。
首どころか眼球の動きすら制限されている。許されているのは喋る事ぐらいだ。
まあ、別の意味でも目が離せない二人ではあるのだけれど。
そんな事を考えていると、空間は次のフェイズに移ったようだ。

P「次はこの二人が相手か」

さぞ賑やかなのだろうな、と思いつつ、光に備えて目を瞑る。
すると、増えてゆく雑多な音が耳に響いてきた。

P「ふむ……目を閉じるとこんな感じなのか」

視覚情報が無い分だけ、聴覚が研ぎ澄まされているのだろう。
聞き逃していた音が聞こえるのは、少し楽しくもあった。

P「すっかり慣れたな……」

いつの間にか、この空間を楽しみつつある。
確かに人間は『慣れていく』生き物だが、いざ自分で実感すると、その適応力には驚くばかりだ。

P「さて、そろそろだな」

黒く閉ざされていた視界が、次第に赤くなっていく。
そして雑音が溢れ、聴覚が飽和して……


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