5:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:17:18.75 ID:qgOebLqx0
高木「これからまた、キミには頑張って貰う事になるからね。丸一日休みにできなくて心苦しいが、せめて英気を養ってくれ」
その気遣いは嬉しかったが、反射的に『断ろう』と思った。
律子が出払っている今、音無さん一人に負担をかけてしまうからだ。
けれど、そんな俺の考えはお見通しだったらしく。
小鳥「ここのところずっと働き詰めだったじゃないですか。私の事は気にしないで休んでください」
P「……そう、ですね。分かりました。お言葉に甘えさせて頂きます」
結局、音無さんからも後押しされて、提案を受ける事にした。
仕事を進めたくはあったけれど、休まずに無理をして、肝心な場面でミスをしては目も当てられない。
P(まあ、休息も仕事のうちって言うもんな)
そう自分に言い聞かせ、逸る気持ちを落ち着かせる。
P「では、これで失礼します。本日はお疲れ様でした」
改めて社長に一礼し、扉を開けて外に出る。
扉を閉めようとしたところで、社長から一言。
高木「期待しているよ」
と、激励の言葉を頂いた。
『自分が役に立てている』という事が証明されたようで、凄く嬉しい。
返す言葉は。
P「お任せください!必ず成功させてみせます!」
という、自分でも驚くほど自信に満ちたものだった。
その後にもう一度、部屋を出て一礼してから社長室の扉を閉める。
そして、隣を見ると。
小鳥「ふふ、楽しそうですね。プロデューサーさん」
微笑む音無さんが、そう言ってきた。
少しの気恥ずかしさを覚えながら、言葉を返す。
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