64:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:09:30.86 ID:qgOebLqx0
P「ごめんな?」
美希の目を見て謝る。
美希は『むー……』と不機嫌そうに唸ると。
美希「ハニーは、ミキと一緒なのは嫌?」
そう訊いてきた。
P「そういう訳じゃないよ」
そうだ。
嫌だと思っている訳ではない。
けれど、明確に好きだと言える訳でもなかった。
美希「じゃあ――」
恐らく、『ミキとデートして?』と続けるつもりだったのだろう。
しかし、それは響の声で遮られた。
響「美希」
という、短い言葉。
それだけで、さっきまで不満そうだった美希は諦めた。
美希「あ……ごめんなさいなの。迷惑だったよね……?」
P「いや……」
俺がはっきりと断ればよかっただけの話だ。美希に非はない。
むしろ、自分に懐いてくれるのが嬉しくて、いつまでも優柔不断なままの俺に非があると言える。
ただ、ここで『美希をそういう対象には見れない』と言ってしまえば、彼女のやる気を奪ってしまう。
恋心を利用しているようで、いつも居たたまれない気持ちになるが、仕方のない事だ。
そう、自分に言い聞かせた。
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