過去ログ - P「光射す日常――」
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71:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:15:40.36 ID:qgOebLqx0
【夕方、事務所の外・駐車場】

P(ん……)

意識が覚醒し、自分の状況が頭に流れ込んでくる。
情報を把握した後、これからの行動を大まかに決定する……とは言っても、真とやよいをスタジオに送り届けるだけなのだが。
突発的な事態――あずささんの時や、亜美と真美の時の事だ――でなければ、それほど身構えなくとも大丈夫そうだ。

P(基本的にはスケジュールに忠実だしな)

二人には『先に車で待っている』と言ってある――という記憶が存在する。
これは、『彼』にも最低限のコミュニケーション能力は備わっていた、という証明になるだろう。

P(まあ、それがなかったらプロデューサーとか名乗れないよな……いや、そんな事よりも――)

スムーズに出発する為にも乗車しておくべきか。
そう思い、運転席の扉を開けて身を滑り込ませる。
キーを差し込み、エンジンをかけたところで、事務所から二つの影が駆け寄ってくるのが見えた。
車に到着した二人は、後部座席の扉を開けると。

真・やよい「遅くなりましたっ!」

と言ってきた。

P「いや、それほど待ってはいないよ。出発するからシートベルト締めてくれ」

真・やよい「はい!」

シートベルトの『カチリ』という音が聞こえたのを確認して、アクセルを踏み込む。
緩やかに発進した車は、スタジオに向かって車道を駆けた。


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