過去ログ - P「光射す日常――」
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86:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:33:54.91 ID:qgOebLqx0
【朝、事務所】

視界の焦点が噛み合い、ぼやけた景色が鮮明になってゆく。
今日は少し冷えるのか、俺はジャケットを羽織っていた。暖房の暖かさが心地よい。
机を挟んだ向こう側には、パソコンを見つめる律子の姿があった。
しかし、キーボードを叩く音は全く聞こえてこない。
それを不思議に思っていると、不意に律子が声を上げた。

律子「よし……これで完璧ね!」

P(これが交代の理由か……)

キーボードの音が鳴り止んだ時点で、こういう空気になる事が分かっていたのだろう。
『こういう空気』とは、いわゆる『話し掛けないと気まずい空気』の事だ。
音無さんが居ないのも、交代の一因になっているのかもしれない。

P(まあ、別にいいけど……)

『彼』の無駄に高い危機管理能力に呆れつつ、俺は律子に話し掛けた。

P「何が完璧なんだ?」

律子「気になりますか?それは……これの事です!」

そう言うと、数枚の書類を掲げて見せてきた。
遠目なので内容は判然としないが、恐らくは竜宮か何かの企画書だろう。


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