99:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:48:30.16 ID:qgOebLqx0
【入院病棟・個室】
病室は静寂に包まれている。
私の目の前には白いベッドがあった。
小鳥「プロデューサーさん……」
眠ったままのプロデューサーさんに話し掛ける。
青白い頬に、かさついた唇。
左腕には点滴の針が刺さっている。
普段の彼と違う姿が、辛かった。
小鳥「目を開けてくださいよ……」
いつもみたいに笑って欲しくて、そう呟く。
叶わないと分かっているけれど、言わずにはいられなかった。
小鳥「……ごめんなさい」
あの日。
倒れたプロデューサーさんを見つけた日。
私達はすぐに救急車を呼んで病院へ向かい、医師の診断を仰いだ。
対処が早かったお陰で、命に関わる事もなかった。
けれど。
小鳥(私がもっとしっかりしていれば……)
そもそも、こんな事態は回避できたかもしれない。
あれほど近くで接していながら、どうして彼の不調に気づけなかったのだろう。
情けなくて涙が出そうになる。
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