過去ログ - ほむら「それは、もう一つの結末」 完結編
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702: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:49:20.08 ID:ntvxJi8Zo
……一瞬、自分の無意味な延命の為に、『それ』を使いたいという強烈な欲求が湧き上がった。

これに似た感覚は、どこか覚えがある。

そう、私が魔法少女になったあの時だ。
以下略



703: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:51:15.37 ID:ntvxJi8Zo
私は最後の魔力を振り絞って左手を動かし、


パアァ……

以下略



704: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:54:11.99 ID:ntvxJi8Zo
ほむら「マ、マミさんっ!」

マミ「う、うふふっ……
今のは、鹿目さんが結局使えなかった……最後に残っていたグリーフシード」

以下略



705: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:56:09.85 ID:ntvxJi8Zo
マミ「……ねえ、ほむらさん。
私とも『約束』……してくれる? 頼みたい事があるの……」

ほむら「や、くそく……?」

以下略



706: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:57:00.11 ID:ntvxJi8Zo
ほむら「……うん、うんっ! わかった!
私はもう弱音なんか吐かない! 絶対に負けないっ!」

マミ「よ……かった」

以下略



707: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 22:58:32.90 ID:ntvxJi8Zo
マミ「も、もう一つ……お願いして良い……?」

ほむら「うんっ、なんでも言って! なんでもするっ!」

マミ「ん……
以下略



708: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 23:01:08.25 ID:ntvxJi8Zo
ほむら「そ、それだけは嫌だっ! やだッッ!!!」

マミ「──っぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

もう、目が見えない。
以下略



709: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 23:03:16.81 ID:ntvxJi8Zo
マミ「せ、せめて……あなたの手、で……っ! お願……!」

ごめん、ごめん、ごめんなさい。こんな事をあなたに頼むなんて。

けれど私は、みんなと、この世界が大好きで……
以下略



710: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 23:07:01.63 ID:ntvxJi8Zo
マミ(やっぱり寂しいよぉ……)

今はもう、私という存在のほほすべてを『闇』に侵食されたからだろう。

もはや私の中には、絶望や未練、寂しさしか無くなってしまったが、どうにもならない。
以下略



711: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/02(水) 23:09:30.71 ID:ntvxJi8Zo
『闇』が私のすべてを喰らい尽くしたのと、私が私のまま終わる事が出来たのと。

自分が迎えた結末は、果たしてどちらだったのだろうか。

今の私にはわからなかった。
以下略



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