過去ログ - 泉「それでも、私は」
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108: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:54:46.95 ID:rnWYZomRo
つらい、言葉の先を耳に入れるのが嫌だ。
この先どんな言葉を紡ぐか。
清水谷先輩が誰を選ぶか、まで、わかってしまっているから。

『逃げるで!あとから色々考えようや!』

黒い自分の言葉。普段なら聞き流すだろうが、私は言うことを聞いてしまった。
先輩の言葉の続きを聞かず、椅子から立ち上がって、駆け足で逃げ出す。

「…泉っ!まだ話がっ……!」

先輩が大声をあげようとして咳込んでいた。
戻って介抱する優しさすら、今は持ち合わせていない。

今先輩には走りまわれる体力がないことも知っている。
ホンマに、最低な、選択だった。


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