54: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/14(土) 22:00:14.10 ID:USk6bzyZo
「そっか…ありがと、二条さん」
『二条さん』と呼ばれるのも、辛くて、
つい、口に出ていた。
「………『泉』です。そう呼んでもらってました」
ずるがしこい計算などない、本心の言葉。
清水谷先輩は少し驚いた表情を浮かべていた。
「わかった…泉、ね」
でもまたすぐ、営業用の優しい笑顔に戻る。
先輩の警戒心は、まだまだ解けてはいないのだろう。
「…じゃ、今日は、帰りますね」
ぼちぼち園城寺先輩が来てしまう。
余計なことがばれないように、帰るのが得策、だと思う。
「うん、またね」
ベッドから手を振る清水谷先輩。
やっぱり、綺麗。
誰にも、渡したくは、ない。
148Res/70.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。