過去ログ - 泉「それでも、私は」
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88: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/18(水) 23:54:56.69 ID:aXSkOJlko
竜華と同じ病院の、別の棟。
そこに、俺と怜と、怜の担当医が居た。

「……命に別状は?」

「あはは、全然ないですよ……」

怜が毎回お世話になってる先生。

先生はのんびりと笑ったあと、
急にキリッとした深刻な顔になる。

…この人、いっつも表情の移り変わり激しいねん。

「……ただ、しばらくは絶対安静ですね。また無理したら、次は危ないですから」

それを聞いて、俺も引き締まった。

抜け出して、竜華の所に、なんて、
絶対行かせられへん。

静かに眠る怜を、絶対に守ると、
外の夕陽に、誓った。


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