456: ◆MY5me9jWdo
2014/02/01(土) 23:45:15.31 ID:zmXpwe9io
「関目くん」
「ん? 東福寺か……ごめんな急に」
「とってもうれしい。関目くんから抱きしめられたの初めてだし……」
涙目になり、目をこすった東福寺さん……。
「ゆっくりでいいんだよ! 関目くん。ちょっとずつでいいから……私の事……好きになってください…」
ちょっとずつ好きに……。
東福寺さんのことを好きになる以前からずっと疎遠にならなきゃいけない使命感にいつも神経を使っていた。
それだけに、東福寺さんに恋心を傾ける暇すら自分自身に与えなかった。
自分自身の壁がまだまだ厚く、崩すには相当の労力が必要になりそうだ……。
「ぜ……善処する……」
「ありがと関目くん! 関目くん顔赤い!」
「いや……夕焼けだし」
多分史上初めてではないだろうか。
東福寺さんに向けてプラスな言葉をはなったのは。
俺の中の何かが確実に変わっている。これは一体何なんだろうか……。
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