過去ログ - まだ、題名がない青い春の物語
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522: ◆MY5me9jWdo[再開]
2014/06/11(水) 23:27:21.04 ID:9lrJXKxFo
気がつけば季節は冬なのだが、それを感じ取るには朝布団を出る時から身に染みる。
外に出たくない気持ちは人間関係も含め、冬という季節も含め心を強く押し付ける。
去年買ったコートを着こみ、マフラーを付けて登校する。
行きのコンビニに肉まんを買って食べながら登校。肉まんは季語に入るのであろうか?

朝の登校もどうにか切り抜け、教室のガスストーブの乾いた暖かさで出迎えられる。

「よう、関目。今日は2限目体育だからな。しかも最悪長距離」
滝井は早くも戦意喪失で空を眺めながら言った。

それもそうである。冬の体育の課題にマラソンが入り込み
それが結構キツイ。3kmであるため陸上部にとって見れば屁なお話ではあるが
実際の文化系男子にとっては地獄この上無いのだ。

体育はA組と合同で、女子とは普段体育の科目は別になるのだが
長距離に限り、合同で行われる。女子にいいところを見せようと走りこむ男子
女子よりわざと遅く走り、「あーかったるいぜとか思っている俺かっこいいアピール」をする男子。
いろいろなものを楽しめる時間でもあるのだ。

俺? 俺はそうだな、無難に授業をこなすことをアピールだな。


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