1: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/09/12(木) 15:45:55.35 ID:tfnqA3xBo
 今日、あたし達のクラスに転校生がやってきた。 
  
  頭の出来はあたしの親友の仁美に匹敵して、運動神経はあたしをかるぅく追い抜いていく。 
  
  そんな、超がつくほどの完璧美少女転校生にもう一人の親友のまどかが、何やらただならぬ興味を持っているみたいだった。 
  
  何せ、暇があれば視線で転校生を追いかけている様子だ。 
  
  
  あたしはそんな転校生について、うんうんと悩みの呻きを上げるまどかと、仁美と一緒に街を歩いている。 
  目的地はいつものファーストフード店。 
  
  
  普段消極的なまどかが何やら積極的に初対面の人と関わろうとしている姿を見て、あたしと仁美は感慨深げに思わず頷く。 
  
  あたしの嫁に積極性が加わればもう何も怖くないのだぁ! 
  
  
  
  
  
  店内に入って、席についたあたしたちは相も変わらず、転校生の話に花を咲かせる。 
  
  どうやら転校生は、容姿端麗、文武両道だけじゃなくちょっとサイコな電波ちゃんでもあるらしい。 
  
  しかもまどかの方も『夢の中で会ったような……?』なんて言い出す始末。 
  
 「ギャップ萌えかぁ。それが萌えなのかぁ」
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2: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/09/12(木) 15:46:50.28 ID:tfnqA3xBo
  
  今日の放課後の出来事をベッドに横たわって思い返す。 
  
  
  血塗れの変な生き物。怯えるまどか。コスプレをした転校生。 
3: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/09/12(木) 15:47:24.54 ID:tfnqA3xBo
  授業の合間の休憩時間に、屋上でまどかとキュゥべえと魔法少女のことについて考えた。 
  
  あれやこれやと意見を出してはみたものの、結局のところあたしにもまどかにも命に代えても叶えたい願いなんて、思いもつかなかった。 
  
  そんなときにタイミングよく、転校生が現れた。 
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