過去ログ - さやか「祈りの温度」
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4: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/09/12(木) 15:47:52.98 ID:tfnqA3xBo

 あたしと、まどかはマミさんに連れられて魔女退治に同行した。

 不気味で不全な魔女の結界。

 グロテスクで精彩を欠いたような魔女。

 対峙して、傷つきながらも魔女を圧倒して、あたしたちに微笑むマミさん。

 その姿は眩しく輝いて見えて、まさに圧巻といった感想を持った。

 魔女がマミさんに倒されると、結界がぐずぐずと崩れていく。

 いつの間にか、あたしたちは廃ビルの中に戻ってきていた。



 マミさんはグリーフシードを使って、ソウルジェムの穢れを取り除いて見せてくれた。

 そして、どこかを流し見るとその方向に使いかけのグリーフシードを投げた。

「もう一度くらいなら使えるわよ?」

 陰から現れた転校生がグリーフシードを掴み取った。

「私は何もしていない。これはあなたが持っているべきよ」

 感情を殺したような仮面をかぶって転校生はグリーフシードをマミさんに投げ返すと、背を向けて歩き出した。

 ――。

 嫌な奴。


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