過去ログ - フィアンマ「それで、いつ結婚するんだ?」オッレルス「げほっごほっ」
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49: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/15(日) 21:02:00.84 ID:yZDU3I1O0

「お前の優しさは、お前自身を滅ぼす」

フィアンマの動きを予想しながら。
オティヌスは、口の中でそうぽつりと呟いた。
オッレルスの博愛主義がなければ、フィアンマは自分の提案には乗らなかった。
その場合は、フィアンマを殺害するつもりだった。

「………どうしようもない馬鹿なところは、何年経過しようと変化しないものだ」

そして、そんな愚かな男だったからこそ、自分は魔神の座を攫えた。
あの場に弱った子猫を設置しておけば時間は稼げると踏んだ。
実際にその通りだったのだから、あの時は大笑いしたことを覚えている。

今も。

失敗のために生き急いでいるのだから、多少嘲笑っても許されるだろう。

「何をしている」
「何、そろそろ頃合かと思ってね」

目の前の醜悪な道化は、まだ気がついていない。
自分の不必要なお情けが首を絞め、敗北を持ってきていることを。
オティヌスは笑みも浮かべずに、敵を見据えた。

敵と呼ぶのも間違いかもしれない。

ただの的として評価したところで、問題はあるまい。


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