過去ログ - フィアンマ「それで、いつ結婚するんだ?」オッレルス「げほっごほっ」
1- 20
77: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/16(月) 17:48:49.22 ID:mCHPeudP0

「……君は?」

問いかけてみる。
見覚えがあるような、でも思い出せない。
赤い髪の青年も同じく隻腕であり。
彼の存在しない腕は、自分とは対照的に右腕だった。
穏やかな笑みを浮かべて、赤髪の青年は首を傾げる。

「フィアンマ、だ。覚えていないのか」
「……記憶がないんだ」

素直に告げると、フィアンマは少しだけ俯き。
それから後ろ手でドアを閉め、金髪の青年の座るベッドへ腰掛けた。
そうして控えめに、青年の服袖を掴みつつ言葉を紡いだ。

「俺様はお前の恋人なのだが」
「……」
「それで、お前の名前は『オッレルス』だ」

言われてみると、そうだったような気がしてくる。
少し甘えた様に、フィアンマはオッレルスに寄りかかる。

「腹は空いていないか」
「え、ああ…少し」
「作ってくる」

笑みを絶やさずにそう言うと、フィアンマは部屋から出て行く。
オッレルスは暫く、自分と彼について考えてみることにした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
269Res/119.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice