過去ログ - フィアンマ「それで、いつ結婚するんだ?」オッレルス「げほっごほっ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/09/16(月) 17:50:16.41 ID:mCHPeudP0
適当に作った朝食は、適当さがにじみ出たものだった。
後天的隻腕の為、フィアンマは凝った料理が苦手である。
魔術の下準備であれば、細かい作業も出来るものの。
そもそも不得手なことを片手間に沢山出来るはずがないのだ。
「……この程度で良いか」
テーブルに並ぶ皿。
トーストと、オムレツと、野菜スープ。
簡素な朝食だったが、バランスは悪くない。
適度に口を使いつつ皿を洗って片付け、フィアンマは再びノックをして部屋に入る。
考え込んでいていた様子から一転、オッレルスは彼を見て笑みを浮かべた。
「朝食は出来たが、食べられるか。体調が悪いようなら、」
「いや、大丈夫だよ」
遮り、オッレルスは毛布を脇に退けて立ち上がる。
靴を履くと、フィアンマに近寄った。
フィアンマは彼が目を覚ます前に、とある術式を執行していた。
恋心の差し替え。
元々存在する感情を、目が覚めて初めて目にした人物(即ち自分)に矛先を変える術式だ。
元々は、実在したと言われる『神の子』が人々の悪意を自らへ一手に引き受けたところからきている。
他にも目を覚まして天使の奇跡を目撃した・或いは諭された事から十字教に改宗した人間のエピソードなども参照とした。
頭の中の知識を手繰り寄せて作った術式は、果たして通用しただろうか。
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