過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
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◆gYscp9wNvQ
[saga]
2013/09/14(土) 07:35:25.89 ID:1FNBzH6K0
あかりは走った。この手紙がいつ入れられたのかは分からない。
もしかしたら向日葵はもう帰ってしまっているかもしれない。しかしそんなことは関係なかった。
信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
あかりはもっと恐ろしく大きいものの為に走っていた。
あかりの心臓はバクバクであった。全速力で走っているからか?
いや、それ以上に向日葵のことを思うと心臓の鼓動が高鳴るのを抑えることはできなかった。
あかりは好きな人からラブレターをもらった女の子の気持ちが分かったような気がした。
校舎の窓から夕陽が差し込んでいる。まだ陽は沈まぬ。あかりは走った。テニスで疲れた
体に鞭打ちながら、最後の死力を尽くして走った。その走りはかのメロスも驚く程の走りであった。
走れアカリウス!ヒマワリウスが君を待っているぞ!あかりはただひたすら走った。
階段を上った。屋上へ通じるドアが見えてきた。そしてあかりは疾風の如く屋上に突入した。
向日葵はそこにいた。
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