過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
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◆gYscp9wNvQ
[saga]
2013/09/14(土) 07:39:12.20 ID:1FNBzH6K0
故郷富山の光景が思い出される。また、そこで暮らした日々も。
今は亡き京子や結衣と共に遊んだ毎日。ただひたすらに純粋に夢を追いかけていた少女時代。
とても懐かしい思い出。
実際には東京に来てからまだ1ヶ月も経っていなかったが
あかりにはもう何年も前のことのように感じられた。
あかり「もう友達もみんな死んじまって、わし一人になってもうた。ああ、若い頃は良かったのう」
なんてふざけている場合ではない。あかりは考えを元に戻す。
あかり(うん、やっぱりあかり、富山に帰りたい・・・。また、あの頃のように過ごしたいよぉ。
なんかみんな色々ごちゃごちゃっと知らないうちにあれよあれよという間に死んじゃったけど。
京子ちゃん、結衣ちゃん、櫻子ちゃん、杉浦先輩、池田先輩・・・。
あれ、なんかもう1人いたような気がするけど、影が薄くて分かんないなぁ。
この作品でも登場シーン少ないし)
あかり(で、でも、今のあかりには向日葵ちゃんがいる!向日葵ちゃんと一緒にまた富山で
幸せな生活を・・・。えへへ)
自然と頬が緩みそうになる。だが次の瞬間にはまた物憂げな表情に変わる。
あかり(だけど、今の生活もすっごく楽しいし・・・。学校では人気者、友達もたくさんできたし、
テニスも楽しいし、毎日が充実してるんだよぉ。それにお姉ちゃんのこともあるし。
どっちかなんて選べないよ。うーん、あかりどうしたらいいんだろう・・・)
そんなことを考えているうちにあかりは眠ってしまった。よっぽど疲れていたのだろう。
あのメロスのような走りは中学1年生のか弱い女の子には少しばかりハードすぎたのだ。
あかりはそのまま翌朝までぐっすり眠った。
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