過去ログ - 灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原’「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」
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346:名無し[saga]
2013/10/03(木) 23:24:06.49 ID:aA4rnzxx0
あまり自分から弱さを見せるタイプではない事はわかっているが、これが今の偽らざる気持ちなのだろう。

不安が頭を駆け巡り、理屈では分かっていても感情を制御できない。

口でどう慰めても何ともならないかも知れないが……私の言うことは決まっている。

哀「私は心配なんかしてないわ」

新一「哀……」

哀「たとえ何があろうと私はいっちゃんを信じてる」

哀「自分自身と向き合って答えを出すことを信じてる」

哀「私にかけてくれた言葉も行動も……全部ホントの気持ちだって信じてる」

哀「だからきっと大丈夫。あなたは不安なんかに負けはしない」

哀「私の知っている工藤新一は、そういう人よ」

哀「だからどんな結末になっても、私は大丈夫」

哀「思うままを、彼女に伝えてあげて」

新一「哀……ありがとう」

新一「そうだよな、後ろ向きなのは俺らしくないよな」

新一「明日、きちんと自分の過去にケリをつける」

新一「そして笑顔で戻ってこれるよう頑張るよ。哀のところへ」

新一「だから、明日は信じて待っていてくれ」

哀「うん、待ってるわ」ギュッ

月明かりの差し込む中、私達は時を忘れて抱き合っていた。

今この時だけは、何も考えない。

ただこの温もりを刻み付けておきたい。

静寂が包む中、心音と息遣いだけが部屋の中に響き渡っていた。






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