過去ログ - 灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原’「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」
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◆a8lmdKqpyw
[saga ]
2014/02/06(木) 00:45:57.69 ID:XBPgUd630
世良「キミが傷ついた時も、苦しくてたまらなかった。胸が張り裂けそうだった。でも、キミを癒せるのはボクじゃないって、彼女たちを見てそう感じた」
コナン(俺もまた、伝えなきゃな)
世良「それに、ボクは自分が何者かも理解してない……。キミに、いやキミ達にとって迷惑な存在でしかない。キミ達の傍にいるべき人間じゃあ、無いんだ……」グスン
コナン(どういう反応になるかは分からないが……。全力で、この胸の内を……伝えよう!!)
世良「ゴメンよ、自分でも訳わかんない事言ってるのは分かってるんだけどさ!!こんな時にこんな事言いたい訳じゃないのに、どうしても抑えきれなくて。ゴメン、工藤君、ゴメン……」グスン
コナン「……バーロ」
世良「え……?」
コナン「オメーは自分の気持ちを素直に俺に伝えようとしてるだけじゃねーか。それを謝る必要が何処にあるんだよ?」
世良「工藤君……?」
コナン「いちいち自分の想いを伝えるだけで謝らなきゃいけねーんなら、世の人間毎日謝らなきゃいけねーぜ?」
世良「え、あ……」
コナン「大体オメーは、少し何でも難しく考えすぎなんじゃねーのか?」
世良「難しく……?」
コナン「さっき、オメーは自分が中途半端だって言ったよな?カフェでもそうだったが、自分が何者か分からないと」
世良「う、うん……」
コナン「なら聞くけどよ、自分が何者かなんて分かってる人間なんてこの世にいるのかよ?」
世良「!」
コナン「自分が何者かなんて……頭でいくら考えたって分からない。それが知りてーから、みんな悩んで生きてくんじゃねーのか?」
世良「工藤君……」
コナン「今悩んでる自分を否定するな。悩んでるのもまた、俺達が人間である証拠だ。悩んで悩んで、ずっと出なくても答えを見つけていけばいいじゃねーか」
世良「答えを、見つける……」
コナン「それにさ。今日を俺と一緒に生きたオメーは、「本物」じゃあ無かったってのか?」
世良「え?」
コナン「俺をデートに誘った時の気持ち。映画館での気持ち。カフェでの気持ち。ここに来るまでのバイクの上での気持ち。中に入ってアイツらを助けた時の気持ち。今の気持ち。それらはいちいち悩んで……作った気持ちだったのか?」
世良「……ううん」
コナン「映画館でホラーにビビったオメーも、カフェで悩みを打ち明けたオメーも、ここに来て暴れまわってたオメーも、俺には全部本物だと思えたぜ」
世良「本物……」
コナン「今この瞬間を生きるこの気持ち……。それが本当の自分なんじゃないのか?自分が何者かなんて定義しなくても、その時その時を純粋に生きたオメーの軌跡は、人生は、決して中途半端でも偽物でもねえ。全部本当の「世良真純」だ」
世良「この瞬間を、生きた気持ちが……本当のボク……」
コナン「ああ、そうだ。だから、悩んでもいい。迷ってもいい。でも、無理に自分を枠に押し込めたりしなくていい。変に変えようとしなくていい。目の前にいるありのままのオメーが、俺は好きだ」
世良「……え?」ドクン
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