過去ログ - 灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原’「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」
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969: ◆a8lmdKqpyw[saga]
2014/02/07(金) 08:09:06.01 ID:3HxO5SOo0
世良「気づいたって、何を......?」

コナン「......今まで俺は、オメーの事が正直良く見えなかった。何処か得体の知れない部分を感じていた。組織と戦った仲間としての信頼はあっても、今一歩踏み込めない部分があった」

世良「うん......」ドクン

コナン「でもさ、今日1日オメーと過ごして、その本心を聞いた時に。その蟠りも氷解したよ。何の事は無かった。オメーはただ、誰よりも人間らしかったってだけなんだ。人間らしく、色んな事に悩んで、必死に生きていただけなんだ」

世良「工藤君......」ドクン

コナン「そんなオメーの素の気持ちに触れて、受け止めた時......。気づいたんだ。今感じているこの気持ちは、哀や志保、歩美に感じているものと同じ......好きと言う感情だってさ」

世良「彼女達と、同じ......?キミは......こんなボクに、そんな感情を持ってくれたって言うのか?」

コナン「ああ、そうだ」

世良「でも......。何故?いくらボクの気持ちが真剣だとしても、それだけで気持ちが傾くとは思えない......」

コナン「......それは多分、同じだからかな」

世良「え?」

コナン「俺もまた、オメーと同じ。自分が何者かわからない。そんな気持ちを、持ってるからかな」

世良「工藤君が?」

コナン「俺も、工藤新一って名前を捨ててさ。江戸川コナンとして生きてるから......。周りを偽って生きてきたから、時々分からなくなっちまうんだよ。自分が何者なのかってさ。だから、同じ様な考えを持つオメーに......世良真純に、親近感を、愛おしさを感じたのかもな」

世良「......!」ドクン

コナン「偉そうに言ったけどさ。俺も自分の事なんか分かってねーし、悩む時もある。でも、こんな俺でも必要として、信じて、好きだと言ってくれる人達がいるから。だから前向いて生きようと思うんだ」

世良(胸が、熱いよ......。今まで感じた事無い位に高鳴ってる。ボクは本当は、気持ちを伝えたら、拒絶されると思ってた。こんな言葉を聞けるなんて思って無かった。頭の中、真っ白だよ......)ドクン

コナン「......俺は、知っての通りと言うか、自分で言ってる事だから分かってると思うけど。みんなから好きだと言ってもらって、未だに答えを出せてない。中途半端な人間だと思う。こうは言っても、真純1人の気持ちだけには応えられない。最低のクソヤローだよ」

世良(そんな事言わなくて良いよ、ボクは......全部分かってるんだから......。キミがそう言ってくれる、それだけで十分なのに)

コナン「でも、こうして芽生えた感情を......無駄にしたくない。ありのままの真純を受け入れて、一緒に歩きたい。勝手で最低な事を言ってるのは分かってるけど、それが今の俺の......偽らざる気持ちだ」

世良(やめてよ、もう......。唯でさえ思考がグチャグチャなのに......。そんな解答、期待して無かったのに......」


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