過去ログ - 介旅「救ってやるよ。お前も、お前の世界も」一方通行「……フザけンな」2
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40: ◆Stw.e6Ocjg[saga]
2013/09/24(火) 00:17:33.97 ID:tb+ZnABgo




彼女は一度、『ヒーロー』を失った。

木原数多。

彼女の慕った師。
一族の中で、彼女が最も親しかった男。

彼の姿に介旅初矢を重ねたのは、彼の父と木原数多との間にあったことを知っていたから。


──そのはずだった。


だが共に施設を潰していく過程で、また談笑をする中で。
全く似ていないはずの介旅に、どこか木原の面影を感じていた。

・・・・・・・・・・・
理由がないわけではない。

だがその『理由』を超越した何かを、彼女は介旅に見ていた。

そう気付いてからは、それまで半ば都合の良い駒のように扱っていた介旅を、
心のどこかでずっと頼りにしていた。

根拠なんてない。けれど、彼なら確実にハッピーエンドを引き寄せてくれる。

そんな妄信めいた思いを、けれど那由他は自信をもって信じる。





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