過去ログ - 凛「私は――負けない」
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23: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:34:38.77 ID:Csght9Kio
Pは、そんな彼女たちの絆を、一種の羨望を以て眺めていた。

「凛の言う通り、あいつが成長できたのは君たちのおかげだ。三人を組ませて正解だったよ」

そう声をかけると二人は、意外、という顔をしながらPを振り返った。

「でも、凛ちゃんの原動力の一番はPプロデューサーさんでしょう?」
「だよねー、しぶりんってPさんが絡む事案だと瞬発力すごいもん」

……女の子はよく見ている。

プロデューサーという立場の人間からすれば、その言葉を首肯するわけにはいかないのだが。

「まあ百歩譲って仮にそうだとしてもだ、一人で背負うにしては重すぎるものをあいつは担ごうとしている。
 なのに何故潰れないかと云えば、それは卯月ちゃん、未央ちゃん、君たちがさりげなくサポートしてくれているからだよ」

女の子がこちらをよく見ているのと同様、プロデューサーも彼女たちのことをよく見ているつもりだ。

二人は、Pのその言葉に、僅かだがピクッと反応した。バレてたか、と眼が語っている。


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