過去ログ - 佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕
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[saga]
2013/09/17(火) 05:45:25.70 ID:Nzh/xi940
重役「…ほぅ、そうか…」
佐天「あ、あはは…」
重役「ところで、レベル5になるにあたって、君にはたくさんの問題が降りかかる」
佐天「も…問題…」ごくり
重役「実は…この学園都市には、様々な組織が乱立していてね…結局は彼らの活動は、学園都市の進化につながっているのだが…いかんせん、荒っぽい連中が多くてね…」
重役「君の能力は、おそらくほとんどの組織が知っているだろう」
佐天「え!?」
重役「そうだ、君。この少年に見覚えはないかね?」ぴらっ
佐天「この写真の人は…いつぞやのチンピラさん!」
重役「やはり、覚えがあるようだね…この少年だが、今は更正施設でまじめに勉強し、奉仕活動まで自主的に行う素晴らしい模範的生徒となった…」
佐天「…」
重役「しかし、以前の彼は、とてもではないが、模範的とは程遠い。そんな彼が、何故ここまで劇的な変化を遂げたのか?」
佐天「え、えっと…」
重役「答えは明白だ。君の能力。ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕によって、彼の思考は根底から書き換えられ、現在に至る…」
佐天「…」
重役「素晴らしい能力ではないかね!普段の君からは微塵もAIM拡散力場が感知されることは無いが、ひとたび能力が発動されれば、装置のメーターを振り切るほどの強力な力を発する…普通の検査では見つからないわけだ…」
重役「すまないね…少し取り乱した…」
佐天「はぁ」
重役「とにかく、君のその能力は、誰がどう見ても魅力的過ぎる。応用性に長け、どんな能力をも奪い取る君の能力は、まさにダイヤの原石」
重役「先ほどの話に戻るが、学園都市に存在する組織たちには、ほとんどのレベル5が関与している。中にはそのリーダーを務めるものもいる」
佐天「ほとんどですか!?」
重役「うむ…君が、どの組織に入ろうと、入るまいと、君の自由だ。だが、学園都市のルールに反することをすれば、処罰される。これは忘れないで欲しい」
重役「いいかな?くれぐれも、甘い誘いには注意したまえ。今日の式はパーティ形式。顔合わせということで集合したレベル5たちも、こぞって君をスカウトしようとするだろう」
佐天「あ…はい!」
重役「私が伝えたかったのは、これだけだ…うん。そろそろ、開式の時間だ。怖い話をして、すまなかったね。レベル5。本当におめでとう」
佐天「ありがとうございます!」
重役「係員B。主賓を会場にご案内しろ」
係員B「かしこまりました。さ、こちらへ」
佐天「あ!あの!」
重役「ん?どうしたのかね?」
佐天「あなたは…天国を信じますか?」
重役「天国?…はっはっはっは!天国だのと!面白い冗談だ!この老いぼれに、天国はよしてくれ!」
佐天「……………あはは!そうですよね?すみませんでした。では、これで」ペコ!
シパンッ…
係員B「では、ご案内します」
佐天「ありがとうございましたー!」
重役「…」
バタン…
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