16:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:25:30.98 ID:KoVYOW1+o
そう言い俺は貴音に形態を渡した。電話の相手は響である。もし、響が反応したら貴音にもうちょっと説明してもらう理由がある。声に反応しなくても電話に出てもらう必要があるのだが……
「響、響ですか!」
『…………』
「響!」
『……プロデューサー!! まだかー!』
「……そんな…」
貴音の顔にかすかな悲哀の情を漂わせる。どうやら本当に俺以外に貴音の声は聞こえていないようだ。
俺は携帯を受け取り、響に適当に謝って電話を切った。
その後、起きてそうなアイドル全員に片っ端から電話をかけて貴音に代わってもらった。
最初はなんとか慰めることが出来たが最後のアイドルあたりまでになるともう何も口にはできなかった。同じ作業の繰り返しが40分くらい続いた。
結局、悲しい結果として貴音の声は誰一人届かなかったのである。
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