41:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:53:35.68 ID:KoVYOW1+o
「……卑怯ですよね。こういう場所、雰囲気。すべての力を借りないと言い出せないのは……」
「卑怯だね」
「……お慕い申し上げます。いえ、前から……こうなる前から……」
「俺も。なんつーかさ、俺はうさぎになっている間に気付いたよ。おせーけどさ」
「いえ……」
とんっと、静かに貴音は俺に抱き着いてきた。俺は優しく彼女を抱きしめる。
こういう時に言葉がだせずに格好つけてる自分が嫌いだ。もっとズバッと言えるようになりたい。
そんな臆病な俺に貴音は訪ねてきた。
言葉が欲しいと。回りくどい言い方や隠喩なんかじゃなくてストレートな言葉。
貴音が月を味方につけるなら俺は神様に勇気をもらおう。
俺は貴音の少し離し、肩に手を置き言ってやった。
「貴音のことが…………大好きだよ」
涙で顔がぐしゃぐしゃになるかわからない顔は見たくないので口づけで黙らせてやった。
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