422:1[saga]
2013/10/05(土) 12:29:36.45 ID:XXiRtKiy0
カイト「でもここは違う世界なんでしょ!
もうこの世界には呪われた亡者たちやあの佐伯伽椰子はいないんじゃ…」
カイトの言う通りだった、確かにこの世界には亡者もいなければあの全ての元凶である
佐伯伽椰子すらいないのだから…
423:1[saga]
2013/10/05(土) 12:32:04.27 ID:XXiRtKiy0
右京「僕たちがあの亡者で溢れた警視庁から脱出してこの佐伯家に来た時…
仁科理佳さんとお会いしましたよね。」
カイト「そういえば…そうだ!理佳さんどうなりましたか?」
424:1[saga]
2013/10/05(土) 12:32:35.96 ID:XXiRtKiy0
右京「そしてその彼女は今も僕たちと一緒に居ますよ。」
カイト「今も一緒!そんな!?」
陣川「そうなると一番怪しいのは…」
425:1[saga]
2013/10/05(土) 12:33:02.54 ID:XXiRtKiy0
右京「待ちなさい陣川くん!彼女は本当に何も知りませんよ。」
カイト「え?」
右京「確かにこの少女は不審な点が多いです、しかしこの少女は間違いなく事件とは無関係ですよ!」
426:1[saga]
2013/10/05(土) 12:33:40.30 ID:XXiRtKiy0
右京「まあとにかく、みなさん落ち着いてください」
そう言うと右京はコートの胸元からある物を取り出した。
陣川「それは…一升瓶?」
427:1[saga]
2013/10/05(土) 12:34:32.63 ID:XXiRtKiy0
右京「おかしいと思いませんか、あれだけの犠牲者を出しながら何故彼女だけ憑りつかれた
状態であったのか…」
カイト「そういえば…何か理由があるんですか?」
428:1[saga]
2013/10/05(土) 12:35:04.18 ID:XXiRtKiy0
右京「そう、佐伯伽椰子にはかつて小林俊介という想い人が居ました。
しかし彼は他の女性と恋をしてしまい、彼女の初恋は失恋という形で幕を閉じた。
そして仁科理佳さんも同じく付き合っていた男性と別れ話を持ち出されてしまい破局…
こんな境遇が佐伯伽椰子の共感を誘ってしまい、仁科理佳さんは憑りつかれてしまったと
僕はそう考えています。」
429:1[saga]
2013/10/05(土) 12:35:32.77 ID:XXiRtKiy0
右京「まぁ…あなた方を疑っている訳ではありませんよ、それよりもそのお水飲んでみてください。」
カイト「わ…わかりました…」
少女「いただきます…」
430:1[saga]
2013/10/05(土) 12:36:33.93 ID:XXiRtKiy0
カイト「ゲホッ!ゲホッ!何だよこれ!腐ってるのか!?」
少女「それよりも…ゲホッ…これ…ゴホッ…お酒じゃないですか!」
右京「えぇ、あなた方に飲んでもらったのは清酒です。
431:1[saga]
2013/10/05(土) 12:37:07.72 ID:XXiRtKiy0
カイト「けど…だからってこれが何だっていうんですか?」
右京「カイトくん、それに家出少女さん、あなた方の反応は正解でした。
もしこんな…ゴクゴク…ゴホッ…霊の影響で満ちたお酒を飲んだりしたら大変ですからね。」
432:1[saga]
2013/10/05(土) 12:37:49.43 ID:XXiRtKiy0
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