507:1[saga]
2013/10/06(日) 00:47:13.00 ID:ZoSo9QQQ0
 右京「ところで俊雄くんと隼人くん、お友達だそうですが俊雄くんの方は中学生ですね。 
 普通キミたちくらいの年齢なら同世代の人間を友達にすると思うのですが…」 
  
 俊雄「それは…」 
  
508:1[saga]
2013/10/06(日) 00:47:44.04 ID:ZoSo9QQQ0
 俊雄「ハイ…僕はそこの家の子供です。」 
  
 内村「まったく子供がいるのに麻薬に手を出すとは!」 
  
 中園「親の風上にも置けませんな!」 
509:1[saga]
2013/10/06(日) 00:48:11.25 ID:ZoSo9QQQ0
 右京「キミが言うと妙に説得力ありますね、おや?」 
  
 カイト「どうしたんですか?」 
  
 右京はテーブルにある写真立てが飾られている事に気付く、その写真立てに写っていた 
510:1[saga]
2013/10/06(日) 00:48:51.75 ID:ZoSo9QQQ0
 中園「写真立てといえば今度歴代刑事部長の写真立てを制作する予定でしたよね!」 
  
 内村「うむ!そうだ、私を中心に歴代刑事部長の写真立てをズラッと…」 
  
  
511:1[saga]
2013/10/06(日) 00:49:22.56 ID:ZoSo9QQQ0
 カイト「それで…話が脱線しましたけど何であの家出少女の写真が飾られているんですかね?」 
  
 右京「失礼ですが、こちらには隼人くん以外にもう一人お子さんがいらっしゃるのではないですか?」 
  
 武弘「えぇ、実は娘がいたんですよ。」 
512:1[saga]
2013/10/06(日) 00:50:20.38 ID:ZoSo9QQQ0
 右京「実は僕たちが隼人くんの危険を察知出来たのはこのお姉さんのおかげなのですよ。 
 きっとお姉さんはあの世でキミの危機を知って僕たちにその事を伝えに来たのでしょう。 
 恐らくこれはご両親の祈りが神に通じた、これこそまさに奇跡と言えるでしょうね。」 
  
 武弘「そんな事が…」 
513:1[saga]
2013/10/06(日) 00:50:48.89 ID:ZoSo9QQQ0
 そして隼人少年の誕生パーティーも終わり、右京とカイトは俊雄とその義妹を家まで 
 送り届けるその道中の事であった。 
  
 右京「一つ気になる事があります。」 
  
514:1[saga]
2013/10/06(日) 00:51:31.73 ID:ZoSo9QQQ0
 右京「何故あの家出少女は僕たちを選んだのでしょうか? 
 警察官なら都内だけでも4万人近くいます、それだけの警察官の中で何故あの少女と 
 面識も無い僕たちであったのか疑問に思いませんか?」 
  
 カイト「いや…そういうところはファンタジーだと思ってくださいよ。」 
515:1[saga]
2013/10/06(日) 00:53:30.78 ID:ZoSo9QQQ0
 カイト「つまり何が言いたんですか?」 
  
 右京「僕が言いたいのはあの少女に僕たちの事を教えた存在…恐らく僕たちの事を 
 知っている幽霊かもしくはそれと同等の存在がいるという事ですよ! 
 しかし残念ながら僕にはそのような知り合いは見当も付かなくて… 
516:1[saga]
2013/10/06(日) 00:54:00.59 ID:ZoSo9QQQ0
 そんな時だった、前方から歩いてくる人物がこちらに手を振ってきた。 
 その人物に俊雄や義妹も同じく手を振った。 
  
 俊雄「お義父さん!」 
  
517:1[saga]
2013/10/06(日) 00:54:34.81 ID:ZoSo9QQQ0
 俊雄「ところでお義父さん、どうしてわざわざこんなところまで迎えに来たの?」 
  
 俊介「実は大事な話があってな、お前の母さんである伽椰子さんが近々施設から出てくるそうなんだ。 
 それで話というのは…」 
  
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