過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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128: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/11/11(月) 01:03:56.19 ID:oYowFFu4o

〜ほむら視点〜

闇に沈んだ港。街外れの工場のひとつ、その屋根の上に、私たちはいた。
今夜はここに、ハコの魔女が現れるかもしれないからだ。
出現日時は毎回、微妙に変動するのだけど、今日はその初日というわけ。

ほむら「それじゃ、まどか。いつもいつも、悪いけど――」

魔まどか「――分かってるよ。わたしはここで待ってればいいんでしょ?」

言葉が遮られる。私は口をつぐんだ。
まどかのため息を聞いて、私はその気持ちを何となく把握した。

ほむら「ごめんなさいね」

魔まどか「どうして?」

ほむら「怒っているのね。戦えないから。もう十分強いのに」

魔まどか「……べつに、そんなんじゃ」

ないもん……と呟くまどかを見て、私は、図星だな……と確信した。
大体、今日は一日中、家の中に閉じ込められていたのだ。
私に対して、何かしら感じない方がおかしい。

風が吹いて、飛んできた空き缶がまどかに向かった。
カコンッ、と真横に突き出したまどかの拳が、それを弾き飛ばす。
まどかはうつむいて、それから急に顔を上げた。

魔まどか「――ほむらちゃん、わたしが強くなったってホント!?」


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