過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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132: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/11/11(月) 02:08:30.66 ID:oYowFFu4o

まどかが黙り込んでしまった。迫りくる群衆にも、私にも、背を向けて。
風にあおられる前髪を押さえて、私は遠慮がちに沈黙を破った。

ほむら「……ねえ、まどか?」
ほむら「さっきから……何を怒ってるのかしら? いえ、私の作戦があまり良くないのは認めるけど」
ほむら「それとは別に……私、何かしたのかしら? ごめんなさい、分からないのよ」

まどかが振り向いた。

魔まどか「…………べつに、なにも」

ほむら「あなたはウソが下手だわ」

率直に言ってあげると、まどかはムッとした顔になった。
と言っても怖い顔では全然なくて、むしろ可愛らしくなってしまっていた。
そう思う余裕が、私にはあった。まどかが口を開いた。

魔まどか「じゃあ、言うけど」
魔まどか「わたし、昼間、外に出れないから、イライラしてるんだと思う」

ほむら「そんなのウソよ。だってまどか、今朝はあんなに楽しそうにしてたじゃない」

私はおかしくなってしまって、ついつい調子に乗った。
まどかの顔が失望に染まり、ため息とともに言葉が漏れた。

魔まどか「……せっかく正直に答えたのに。もういいよ」

ほむら「――あ」


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